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Amazon LightsailでSoftEther VPNを構築する

/ 3 min read

はじめに

Amazon LightsailでSoftEther VPNを構築してみました。 Dockerを使って簡単に構築できるので、手軽にVPNサーバーを立てたい方におすすめです。

環境

  • Amazon Lightsail Linux $3.5プラン
  • OS Amazon Linux 2023

Lightsail環境の準備

ポートの開放

管理画面 > ネットワーキングから以下のポートを開放する。

  • TCP 1701 (L2TP/IPSec用)
  • TCP 5555 (SoftEther VPN用)
  • UDP 555 (L2TP/IPSec用)
  • UDP 1194 (OpenVPN用)
  • UDP 4500 (L2TP/IPSec用)

ec2-userにパスワードを追加する(任意)

$ sudo passwd ec2-user

Dockerの設定

インストールと起動

$ sudo yum install -y docker
$ sudo systemctl start docker.service
$ sudo systemctl enable docker.service

Dockerコマンドをsudoなしで実行できるようにする

# dockerグループがなければ作成する
$ sudo groupadd docker

# 現行ユーザをdockerグループに所属させる
$ sudo gpasswd -a $USER docker

# docker再起動する
$ sudo systemctl restart docker

# 一度exitして再ログインする
$ exit

SoftEther VPNサーバーの構築

今回はsiomiz/softethervpnを使わせていただきました。

# 初回起動時
$ docker run -d --privileged -p 500:500/udp -p 1194:1194/udp -p 4500:4500/udp -p 1701:1701/tcp -p 5555:5555/tcp -e PSK=事前共有キー -e USERS=ユーザ名:パスワード -e SPW=SoftEtherVPNサーバー管理マネージャのログインパスワード -v /home/ec2-user/vpn_server.config:/usr/vpnserver/vpn_server.config --name softether siomiz/softethervpn

# 2回目以降
$ docker start softether
  • 事前共有キーは強力な事前共有キーの生成等で生成する。
  • ユーザ名:パスワードはVPN接続時の認証に使用するユーザ名とパスワードになります。
  • SoftEtherVPNサーバー管理マネージャのログインパスワードはSoftEtherVPNサーバー管理マネージャにログインする際に使用するパスワードです。

Windowsでの接続方法

ネットワークとインターネット > VPN > VPN接続を追加から、以下の情報を入力する。

  • VPNプロバイダー: Windows(組み込み)
  • 接続名: 任意の名前
  • サーバー名またはアドレス: LightsailのパブリックIP
  • VPNの種類: 事前共有キーを使ったL2TP/IPsec
  • 事前共有キー: 作成した事前共有キー
  • サインイン情報の種類: ユーザー名とパスワード
  • ユーザー名: 作成したユーザ名
  • パスワード: 作成したパスワード

Androidでの接続方法

長くなるので別記事にしてみました。以下をご参照ください。 SoftEhter VPNでOpenVPNを設定して、Androidから接続してみた