fnmを使ってWindows11にNode.jsをインストールする方法
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はじめに
fnm(Fast Node Manager)は、Node.jsのバージョン管理を簡単に行うためのツールです。 このガイドでは、Windows環境でのfnmのインストール方法と基本的な使い方を説明します。
インストール手順
1. fnmのインストール
PowerShellからwingetを管理者として実行し、fnmをインストールします。
winget install Schniz.fnm
2. 環境変数の設定
PowerShellプロファイルにfnmを追加します。
notepad $PROFILE
プロファイルに以下を追加します。
fnm env --use-on-cd --shell powershell | Out-String | Invoke-Expression
3. PowerShellの再起動
新しいPowerShellセッションを開くか、以下を実行し、プロファイルを再読み込みします。
. $PROFILE
4. Node.jsのインストール
fnmを使用してNode.jsのバージョンをインストールします。
# 最新LTS版をインストールfnm install --lts
# 特定のバージョンをインストールfnm install 22.14.0
# インストール可能なバージョンを確認fnm list-remote
5. Node.jsバージョンの使用
# 特定のバージョンを使用fnm use 22.14.0
# デフォルトバージョンを設定fnm default 22.14.0
# 現在のバージョンを確認fnm current
# インストール済みバージョンを一覧表示fnm list
プロジェクト固有の設定
プロジェクトディレクトリに.node-version
ファイルを作成すると、自動的にそのバージョンが摘適用されます。
22.14.0
便利なコマンド
# Node.jsとnpmのバージョン確認node --versionnpm --version
# 古いバージョンを削除fnm uninstall 16.20.0
# fnmのヘルプを表示fnm --help
トラブルシューティング
実行ポリシーエラーの場合
# 実行ポリシーを変更(管理者権限で実行)Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser
パスが通らない場合
環境変数PATHにfnmのパスが含まれているか確認する。
# 環境変数を確認$env:PATH -split ';' | Where-Object { $_ -like '*fnm*' }
PowerShellプロファイルが存在しない場合
# プロファイルディレクトリを作成New-Item -ItemType Directory -Path (Split-Path $PROFILE) -Force
# プロファイルファイルを作成New-Item -ItemType File -Path $PROFILE -Force
アンインストール
fnmとNode.jsを完全に削除する場合
# fnmをアンインストールwinget uninstall Schniz.fnm
# fnmディレクトリを削除Remove-Item -Recurse -Force $env:LOCALAPPDATA\fnm