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Xserver VPSのイメージで作ったMisskeyの立ち上げ方法

/ 4 min read

はじめに

Xserver VPSのイメージで作ったMisskeyの立ち上げ方法をまとめてみました。

方法

前提

VPS: 2GB プラン ドメイン: Xserver ドメイン(ネームサーバーは Xserver のレンタルサーバーを指定)

Ubuntuの初期設定

Misskey 自体をセットアップする前に、Ubuntu のセキュリティ設定をやっておきます。
Xserver の VPS で root を禁止して SSH も 22 番以外のポートに変更する方法

セットアップ準備

まずはMisskey アプリイメージを利用するの 「Misskey サーバー情報の確認」まで進めます。

VPSにドメインを紐付ける

前提に記載した通り、今回は Xserver のレンタルサーバーをネームサーバーにしているドメインを使用するため、 レンタルサーバーの DNS レコード設定から DNS レコードを追加していきます。

xs-install-misskey1 xs-install-misskey2 xs-install-misskey3

ホスト名: サブドメインを設定したい場合は入力する
種別: A
内容: Xserver VPS の IP アドレスを入力(VPS パネルのトップページで確認できます)
TTL と優先度はデフォルトのままで OK

これでしばらく待った後に、http://ホスト名:3000で変わらず Misskey にアクセスできることを確認できれば OK。

TLS証明書の設定

再びMisskey アプリイメージを利用するに戻り、 「SSL/TLS 手順」の部分を進めていきます。
ポイントは、以下の画面が出た後に、すぐ Enter を押さないことです!
このメッセージが出た後、再びレンタルサーバーの DNS レコード設定に行き、次の設定をします。

Saving debug log to /var/log/letsencrypt/letsencrypt.log
Requesting a certificate for example.com

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Please deploy a DNS TXT record under the name:

_acme-challenge.example.com.

with the following value:

xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

Before continuing, verify the TXT record has been deployed. Depending on the DNS
provider, this may take some time, from a few seconds to multiple minutes. You can
check if it has finished deploying with aid of online tools, such as the Google
Admin Toolbox: https://toolbox.googleapps.com/apps/dig/#TXT/_acme-challenge.example.com.
Look for one or more bolded line(s) below the line ';ANSWER'. It should show the
value(s) you've just added.

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Press Enter to Continue
xs-install-misskey4

ホスト名: 「_acme-challenge.サブドメイン」を入力する
種別: TXT
内容: with the following value:の後の文字列を入力する
TTL と優先度はデフォルトのままで OK

DNS レコードの追加完了後、コンソールに戻り、Enter を押して進めます。

TLS証明書の自動更新

Misskey アプリイメージを利用するに戻り、 「TLS 証明書の自動更新」の部分です。
vim などで編集しましょう!

$ vim /etc/cron.d/letsencrypt-renew
# -> 0 0 1 * * root certbot renew --pre-hook "service nginx stop" --post-hook "service nginx start"

Nginx設定

設定も最後に近づいてきました。Misskey アプリイメージを利用するに戻り、 「Nginx 設定」の部分です。
設定後、https://ホスト名にアクセスできることを確認します。

Misskeyのコンフィグ設定

これが最後の設定です。

$ vim /home/misskey/misskey/.config/default.yml
# -> url: https://example.tld/ となっている部分を設定したホスト名に変更する

最後に色々再起動

これで完了です。

$ reboot
$ systemctl restart cron
$ systemctl restart nginx

おまけ

nginx の自動起動設定

# 自動起動の設定
$ sudo systemctl enable nginx

# 自動起動の解除
$ sudo systemctl disable nginx