Windows環境下でのpipライブラリの一括アップデート方法
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はじめに
Pythonでの開発を続けていると、インストールしたライブラリが古くなってきます。セキュリティ修正や新機能を取り入れるためにも、定期的なアップデートは欠かせません。
しかし、pipには「インストール済みパッケージを一括アップデートする」コマンドが標準で用意されていないため、一つずつ手動でアップデートするのは面倒です。
この記事では、Windows環境(PowerShell)で使えるシンプルなワンライナーを紹介します。
方法
- 一応最初にバックアップを取る
pip freeze > requirements_before_update.txt- 一括アップデートを実行する
pip install --upgrade ((pip freeze) -replace '==.+','')requirementsを更新する
pip freeze > requirements.txtコマンドの解説
pip freezeで現在のパッケージ一覧を取得(例:numpy==1.24.0)-replace '==.+',''でバージョン指定部分を削除(例:numpy)pip install --upgradeで各パッケージを最新版にアップデート
注意点
- 仮想環境を使用している場合は、仮想環境をアクティベートしてから実行する(たまにやると忘れがち)
- 依存関係の問題が発生する可能性がある点に注意
- 特定のバージョンに固定する必要があるパッケージがある場合は、個別に管理した方が良いかも