Ubuntuの初期設定と基本操作まとめ|日本語化・タイムゾーン・権限・メモリ解放
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はじめに
Ubuntuを立てるたびに同じ設定を調べ直している気がしたので、構築直後にやることと、日常的に使う基本操作を1本にまとめました。クラウド上のサーバーでもデスクトップでも、最初にやることはだいたい同じです。
パッケージを最新化する
まずこれをやります。
# パッケージ情報(リスト)の更新$ sudo apt update
# インストール済みパッケージの更新$ sudo apt upgradeupdate は「どんな新しいバージョンがあるか」の情報を取得するだけで、実際の更新は upgrade が行います。名前から受ける印象と逆なので混同しがちなところです。
不要になった依存パッケージやキャッシュの掃除も、たまにやっておくとディスクが軽くなります。
# ダウンロード済みパッケージファイルの削除$ sudo apt clean
# 不要になった依存パッケージの削除$ sudo apt autoremoveタイムゾーンを日本時間にする
クラウドで作ったサーバーはUTCになっていることが多いので、ログの時刻がずれて混乱する前に変えておきます。
# 今の時刻を確認$ date
# 詳細な設定を確認$ timedatectl
# 日本時間(JST)にする$ sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo日本語に対応させる
AWSなどで作った英語ロケールのサーバーを日本語対応にします。
$ sudo apt update$ sudo apt upgrade
# 日本語パッケージのインストール$ sudo apt install language-pack-ja-base language-pack-ja
# ロケールの設定$ sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE="ja_JP:ja"設定後は再起動しておきます。
$ sudo rebootホームディレクトリだけ英語にする
日本語デスクトップ環境だと、ホーム配下が「ダウンロード」「デスクトップ」といった日本語名になります。ターミナルから触るときに不便なので、ディレクトリ名だけ英語に戻します。
$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-updateBluetooth のファイル転送先が日本語パスのままになることがあります。その場合は dconf エディタで直します。
# dconfエディタのインストールと起動$ sudo apt install dconf-editor$ dconf-editororg > blueman > transfer > shared-path の「ダウンロード」を Downloads に変更します。
環境変数を設定する
ログインしたときに毎回読み込まれるよう、~/.bashrc に書きます。
$ vim ~/.bashrcファイルの末尾に追記します。
export PASSWORD=XYZ123編集しただけでは反映されないので、読み込み直します。
$ source ~/.bashrc設定されているか確認します。
# 全部見る$ env
# 特定の変数だけ見る$ echo $PASSWORDファイルの権限を変更する
chmod に、権限を数字の合計で指定します。
- 読み取り: 4(r)
- 書き込み: 2(w)
- 実行: 1(x)
これを「所有者」「所有グループ」「その他」の順に3桁で並べます。
$ chmod 764 ファイル名この例では、所有者にすべての権限(4+2+1=7)、所有グループに読み取りと書き込み(4+2=6)、その他に読み取りのみ(4)を与えています。
| 数字 | 権限 | 意味 |
|---|---|---|
| 7 | rwx | すべて |
| 6 | rw- | 読み書き |
| 5 | r-x | 読み取りと実行 |
| 4 | r– | 読み取りのみ |
よく使うのはこのあたりです。
# シェルスクリプトを実行可能にする$ chmod 755 script.sh
# 秘密鍵や.envなど、本人以外に見せないファイル$ chmod 600 .envメモリの使用状況を確認して解放する
# メモリの使用状況(-h で単位付き表示)$ free -h
# キャッシュの解放$ sudo sh -c "echo 3 > /proc/sys/vm/drop_caches"起動時に systemd-journald のエラーが出る
Ubuntuの起動時に lib/systemd/systemd-journald のエラーが表示されるようになることがあります。
/var/crash に溜まったクラッシュレポートが原因のことが多く、削除すると解消します。
$ sudo rm /var/crash/*ゴミ箱をコマンドで空にする
デスクトップ環境のゴミ箱は ~/.local/share/Trash にあります。
$ rm -rf ~/.local/share/Trash/*使わないソフトをアンインストールする
デスクトップ版に最初から入っているソフトを消してディスクを空けます。
$ sudo apt remove --purge libreoffice*$ sudo apt remove --purge thunderbird*
$ sudo apt clean$ sudo apt autoremove--purge は設定ファイルごと削除するオプションです。設定を残しておきたい場合は remove だけにします。
おわりに
このあたりの設定は、サーバーを立てるたびに繰り返すことになります。頻繁に構築するならシェルスクリプトにまとめてしまうのが早いですが、まずは何をやるかを一覧にしておくだけでも、次に立てるときの時間がかなり短くなります。
