skip to content
barorin&

Ubuntu初期設定まとめ|26.04インストール後にやることハブ記事

/ 9 min read

Table of Contents

はじめに

Ubuntuを入れ直すたびに、自分の過去記事を検索して同じ設定を辿り直していました。

このページは、Ubuntuをインストールした直後から実際に使い始めるまでを、作業する順番に並べたハブです。当ブログのUbuntu関連記事を、必要になるタイミング順に整理しました。

26.04 LTSを前提に書いていますが、24.04・22.04でも手順が変わらないものが大半です。バージョン固有の話は都度注記しています。

1. 日本語環境を整える

日本語入力

最初にこれをやらないと、以降の作業でメモも取れません。

26.04ではfcitx5-mozcを使います。二重入力になる問題やChromeで変換できない問題まで含めて、別記事にまとめてあります。

Ubuntu 26.04でfcitx5-mozcを導入して日本語入力を快適にする(二重入力・Chrome対応まで)

ホームディレクトリの英語化とタイムゾーン

日本語環境でインストールすると、~/デスクトップ ~/ダウンロード のように日本語のディレクトリが作られます。ターミナルから扱いにくいので英語に戻しておきます。

あわせてタイムゾーンも日本時間に合わせます。サーバー用途では特に、ログの時刻がずれているとあとで調査するときに困ります。

Ubuntuの初期設定と基本操作まとめ|日本語化・タイムゾーン・権限・メモリ解放

2. シェルとターミナル

ログインシェルをbashにする

Ubuntuの /bin/sh はdashにリンクされています。シェルスクリプトがbash前提で書かれていると、sh script.sh で動かしたときに構文エラーになります。

Ubuntuのログインシェルをdashからbashに変更する方法
SSH接続したときに自動でbashを起動する方法

環境変数・基本操作・ファイル権限

~/.bashrc での環境変数の設定、apt の基本、chmod での権限指定は、上の初期設定まとめに含めてあります。権限まわりは今でも定期的に見返す部分です。

Ubuntuの初期設定と基本操作まとめ

3. SSHとセキュリティ

外部に公開するサーバーなら、ここは必ず設定します。

rootログインの禁止とポート変更

22番ポートには常時スキャンが来ます。rootログインを禁止し、ポートを変えるだけで大半のノイズは減ります。

rootを禁止してSSHも22番以外のポートに変更する方法

ポートを変えたのに繋がらないとき

ufwを開け忘れているケースがほとんどです。設定を変えたら、今のセッションを閉じる前に別のターミナルで接続確認してください。閉じてしまうと戻れなくなります。

Ubuntu24.04でSSHポート変更したのに接続できない話

ファイアウォール

海外からのアクセスをまとめて遮断する設定です。

Ubuntuのufwで海外からのアクセスをブロックする方法

クラウド環境の場合

GCEではOSの設定に加えて、クラウド側のファイアウォールも開ける必要があります。

SSHのポート変更とセッション維持まとめ|sshd_config・nohup・screen

4. 開発環境

Docker

インストールからコマンド一覧まで。GPGキーの追加とaptリポジトリの登録が必要です。

UbunuでDockerを使う
Docker実践ガイド|削除コマンド・Dockerfile作成・Composeで環境構築

Python

システムのPythonを直接いじると壊れるので、仮想環境を使います。標準の venvpip で組む方法と、uvにまとめてしまう方法があります。

新規に環境を作るなら、パッケージ管理・仮想環境・Pythonのバージョン管理をuvに一本化するほうが手数が少なく済みます。linterとformatterもRuffに寄せられます。

Pythonのvenvとpipまとめ|仮想環境の作成・一括更新・cron実行
UbuntuでuvとRuffを使う|インストールからプロジェクト管理・lintまで

Node.js

バージョン管理まで含めた導入方法です。

Ubuntuに最新のNode.jsをインストールする(アップデート方法も)
npmとpnpmの基本|プロジェクト作成・依存関係の管理・トラブル対処

エディタ

Neovimの最新安定版はaptのバージョンが古いことが多いため、GitHubリリースから入れます。

UbuntuでNeovimの最新安定版をGitHubリリース(tar.gz)から導入する方法
VSCode設定まとめ|Python・インデント・Emmet・Git連携とエラー対処

その他の言語・ツール

Ubuntuに開発環境を入れる|PostgreSQL・Ruby(rbenv)・Octave
UbuntuにChromeとChromeDriverをインストールする

5. 定期実行とバックグラウンド処理

cron

書式、cron.d を使う方法、そして動かないときに確認すべきこと(PATH・実行権限・BOM・改行コード)をまとめてあります。

cronの書き方とトラブル対処|書式・cron.d・動かないときの確認

長時間の処理

SSHを切っても処理を続けたい場合です。

SSHのポート変更とセッション維持まとめ|nohupとscreenの使い分け

6. メンテナンス

ディスク容量

/boot が一杯になってアップデートが失敗する、というのはよくあるパターンです。古いカーネルが溜まっているのが原因です。

Ubuntuから古いLinuxカーネルを削除してディスク容量を確保する

メモリと不要なプリインストールソフト

メモリの使用状況の確認とキャッシュの解放、デスクトップ版を軽くするための不要ソフトの削除は、初期設定まとめに含めてあります。

Ubuntuの初期設定と基本操作まとめ

7. よく出るエラー

apt まわりのトラブルは、だいたい以下のどれかに当たります。

症状 記事
Unable to locate package aptのエラー対処まとめ
apt-add-repository が無い aptのエラー対処まとめ
Configuring grub-pc で止まる aptのエラー対処まとめ
WSL2で接続エラー aptのエラー対処まとめ
apt_pkg の ModuleNotFoundError aptのエラー対処まとめ
Target ... is configured multiple times W Target XXXX is configured multiple times in~

8. WSL2とバージョンアップ

Windows上のUbuntuも、基本的な設定は同じです。WSL2ならではの利点として、作業前に環境をまるごとエクスポートしておけば、失敗しても元に戻せます。

WSL2の環境管理まとめ|環境の複製・分離・Ubuntuのアップグレード

仮想環境で試す場合

いきなり実機に入れずに、VirtualBoxやVagrantで試したい場合はこちらです。

Vagrant+VirtualBox実践メモ|基本コマンドとエラー6つの対処
ubuntu(デスクトップ版)をVagrantで構築する

おわりに

Ubuntuは入れ直す機会が多いぶん、同じ設定を何度も繰り返します。

このページを上から順に辿れば、日本語入力から開発環境まで一通り揃うようにしてあります。新しい記事を書いたら、ここにも追加していきます。

この記事を書いた人

barorinのプロフィール画像

barorin公認会計士

会計とITの二足のわらじで働く公認会計士です。Pythonを中心に、会計・監査の実務で使えるコードや、Ubuntu・Docker等の設定メモなどを書いています。